翁達磨 高橋邦弘
【蕎麦への想い】

	自分が好きな蕎麦を打つ

	百人が食べて、百人がおいしいということはあり得ないんです。
	食べた人間すべてが「翁」が一番、他の蕎麦は食べられないなんて
	ことになったら、むしろ疲れちゃいます。
	そのうち30人が気に入って、残ってくれれば、充分じゃないかと思います。
	僕自身が食べて美味しいと思う蕎麦を、多少は他の人も美味しいと
	思ってくれるに違いない。これが支えだったかもしれません。
	とにかく、蕎麦を食べてもらいたい。それでよかったらまた来てください。
	「翁」を開店した頃の思いは、それ第一でした。


【略 歴】
	昭和19年12月	東京都出身(12月29日)
	昭和47年 1月	片倉康雄の「日本蕎麦大学講座」に入門、蕎麦打ちの世界に入る。
	昭和48年 3月	宇都宮「一茶庵」で修行を始める。
			修行のかたわら片倉康雄の蕎麦教室の師範代を務める。
	昭和50年12月	東京都、南長崎に「翁」を開店する。
	昭和54年 8月	長野県、池田町にて蕎麦の栽培を始める。
	昭和60年 7月	南長崎「翁」閉店。
	昭和61年 4月	山梨県、長坂に「翁」開店、自家製粉開始。
			玄蕎麦を求めて全国の産地を訪ね、生産者たちと交流を広める。
	平成13年 6月	広島県豊平町長笹「達磨・雪花山房」にて、
			蕎麦指導を中心とした活動を開始する。


TOP